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PV3/PV4の録画ファイルを5.1chのx264+AC-3で出力する実験中

※「PV3 AAC2WAV出力プラグイン」の「チャンネルオーダー」は「EX-WAV」が正しいようです。ここに訂正します(2007/10/29)

※間違えて、「PV3 AAC2WAV出力プラグイン ver.0.3.1」を「PV3AAC 2.03」と書いた箇所がありました。ごめんなさい。修正済みです。(2007/10/29)

PV3/PV4はデジタルチューナーのAAC出力を受け取れるので、これを元に音声が5.1Chのx264+AACかx264+AC-3の動画が作れます。

ということで、私も試してみましたが、極力コマンドラインを使わずにAVIUTLだけでエンコードしたかったのと、AC-3パススルー出力に使っていたSound Blaster Audigy2の調子が悪くなったりとかで、ある程度納得がいく方法にするまで結構時間がかかってしまいました。

と言っても、5.1chで放送されている番組って、殆どないんですね。色んな番組表に「SS」か、「5.1」と書かれているのが2.1chか5.1chで放送されているらしいのですが、日常の番組にはない、ない、ない・・・。地上デジタルとBSデジタルでは中々見つけられないです。

仕方がないのでJ:COMのケーブルテレビ番組を見ると・・・、ありました、ディスカバリーHDが該当します。一日の番組の半分ぐらいが5.1chで放送されていまして、しかも全番組がハイビジョン配信。後はムービープラスHD、WOWOW(ハイビジョン配信)、FOXlife HDなどに、5.1chの番組がチラホラとあります。


■MKV形式のx264+AC-3にたどり着いた理由

前置きはここまでで、5.1chの動画を作るには「AVIUTLのみでMKV形式のx264+AC-3を作る」という方法を今の所は試しています。

MKV形式をご存じない方はAVI形式みたいなもんと考えてください。動画ファイルで拡張子が「.avi」と付いているのはAVI形式で、まぁ、入れ物みたいなもんです。この「入れ物」に動画と音声を収めるわけです。

次に「AC-3」なのですが、これは一般的には「ドルビーデジタル」と呼ばれている方式で、DVDはこの音声フォーマットを採用しています。地上デジタルやBSデジタルのデジタルチューナーからは一般的にAC-3ではなく、iPodなどで使われているAAC形式の音声出力がされるのですが、何と、パソコンからオーディオ機器にAAC形式だとパススルー形式で出力できないようなのです。

パソコンから直接5.1chの音声をスピーカーに出力している方はAAC形式でかまわないのですが、5.1chの音声はAC-3パススルーで一般のオーディオ機器に送り込んで再生する方が多いはずで、私もそのうちの一人です。ちょっと高いオーディオカードやマザーボードにはS/PDIFという端子が付いていて、この端子からAC-3を出力できるのですが、AACをこの端子から出力できる機器はいまのところなさそうな感じです。


■コマンドラインで作ったほうが早かったかも

今回の目的はAVIUTLを使って5.1ch再生の動画ファイルを作るということだったので、今のところ、次のプラグイン、プログラムが必要です。

なお、今回は実験中のために説明は軽~く流させていただきますのでご了承ください。もう少し実験が進んだら、いつものように画面キャプチャー入りで改めて清書します。(と言って、清書しないものが過去に何件あったのか・・・)

・AviSynth2.5
・AAC2WAV出力プラグイン
・Aften A/52 オーディオエンコーダー
・x264出力(mp4/mkv)プラグイン

また、今回はx264+AC-3をAVIUTLでとりあえず作ることを目的にしているので、よく言われている音ズレ問題とか、音声ファイルが4Gb超えたらどうするとか、そういった事は全く考慮していませんので、あしからず。というよりも、どういった問題なのかが自分自身でまだ分かっていません。


■AviSynth2.5

今回は細かい説明は省きます。こちらのページから「Avisynth_257.exe」をダウンロードしてインストールしてください。基本は何も考えず、クリック、クリックすれば今回は問題ないでしょう。


■PV3 AAC2WAV出力プラグイン ver.0.3.1
※間違えて、「PV3AAC 2.03」と書いていました。ごめんなさい

これはAAC音声で録画されたPV3/PV4の音声部分をWAVファイルに変換するプラグインです。

ファイルはこちらの「PV3関係ファイル置き場」から今の所は入手できるようです。

ダウンロードしたファイルを解凍すると「pv3aac2wav.auo」と「libfaad2.dll」が出てきますので、どちらもAVIUTL.EXEと同じフォルダーにコピーします。


■x264出力(mp4/mkv)プラグイン

これは「AviUtl実験室」さんで配布されているプラグインで、mp4またはmkvのファイルを出力するプラグインです。

今回はこのプラグインのiniファイルに設定を追加することでAVIUTLのみでのx246+AC-3のMKVファイル作成を行っています。

ダウンロードはこちらの「AviUtl実験室」さんのページのちょっと下の方にあります。

ダウンロードして解凍したファイルの「x264out.ini」、「x264out.auo」、「toos」フォルダーをAVIUTL.EXEと同じフォルダーに入れます。


■Aften A/52 オーディオエンコーダー

これはWAV音声をAC-3に変換するプログラムで、日本ではまだあまり紹介されていないですね。このプログラムをGUIベースにしたのが、比較的有名な「WAV to AC3 Encoder」です。

SourceForgeのこちらページからバイナリーのaften.exeを入手できます。

とりあえずはリスト中の最新ビルド、例えば今だったら、「aften-svn-r587-icl10-win32-bin.zip 」をダウンロードすれば宜しいのではないでしょうか。

ファイルを解凍すると一杯のプログラムが出てきますので、私は無難に「aften_x86」フォルダー内の「aften.lib」、「aften.exp」、「aften.exe」をx264出力(mp4/mkv)プラグインの「tools」フォルダー内ににコピーしました。


■x264out.iniに設定を追加

x264out.iniの最後に次の行を追加します。「!PV3のAACをmkvで出力」から「exit」までです。

!PV3のAACをmkvで出力
set x264OPT=-q 20 -b 2 --level 4 --sar %PAR% --threads auto --thread-input
if %VFR% == 0 x264.exe %x264OPT% -o "%TMPF%.mp4" %AVS%
if %VFR% == 1 x264itvfr.exe --pid %PID% %x264OPT% -o "%TMPF%.mp4" %AVS%
aften "%OUT%.wav" "%TMPF%.ac3"
mkvmerge -o "%TMPF%.mkv" "%TMPF%.mp4" "%TMPF%.ac3"
move /y "%TMPF%.mkv" "%OUT%.mkv"
del "%TMPF%.mp4" "%TMPF%.ac3" "%OUT%.wav"
exit

何をやっているかと言うと、「PV3 AAC2WAV出力プラグイン」で作られたWAVファイルを「aften "%OUT%.wav" "%TMPF%.ac3"」でAC-3化し、「mkvmerge -o "%TMPF%.mkv" "%TMPF%.mp4" "%TMPF%.ac3"」でMKV形式にマージしています。

今回はx264の画質設定は何も指定していないので、必要な方は「set x264OPT=-q 20...」の行をいじってください。


■忘れちゃいけないffdshowとLazy Man’s MKV

今回はMKV形式で動画を出力しますので、この動画を見るためには「ffdshow」と「Lazy Man’s MKV」が入っている必要があります。

「ffdshow」は英語、日本語と色んなバージョンがありますので、お好みのものをお入れください。ただし、古いバージョンだと再生できない動画もありますので、2007年後半ぐらいの日付のバージョンがいいでしょう。

「Lazy Man’s MKV」はMKVを見るための道具がパックされています。こちらのページからダウンロードしてください。

ダウンロードしたファイル(今だったらmkvinst_b99.exe)をダブルクリックするとインストール画面になりますので、普通にインストールします。ただし、「Lazy Man’s MKV」をインストールする前には「ffdshow」が入っている必要がありますので、ご注意ください。

また、MKV形式を再生する環境としてはMedia Player Classicがとりあえずはうってつけでしょう。日本語版で、S/PDIFをパススルーできるバージョンはこちらからダウンロードできます。ただし、このバージョンでMKVを再生するときにはメニューの「表示」→「オプション」で表示される設定画面で「フィルタ」項目の「Matroska」のチェック(左側の項目一覧)を外さないと、MKV形式のx264の映像をうまく表示できませんでした。


■さて、ようやくエンコードですが、その前に

これで、私の実験と同じ環境になりましたが、エンコードする前に、デジタルチューナーの音声出力を「AAC」にしてPV3/PV4で録画してください。通常はこの部分が「PCM」になっています。「AAC出力」の音声をPV3/PV4で録画していないと意味がありませんので、ご注意ください。「AAC」で録画している音声をモニタリングすると通常の音声ではなくて、ノイズがずっと続く感じになります。


■今度は本当にエンコード

では、エンコードに取り掛かります。AVIUTLを立ち上げて、普通にPV3/PV4の録画ファイルを編集(開始フレーム、終了フレームを指定)します。

次にエンコード指定ですが、「録画DVファイルと同じ場所にしか出力できませんのと、出力されるファイル名は録画DVファイルと同じ(拡張子は当然違う)になります」。これは「x264出力(mp4/mkv)プラグイン」からくる制約ではなくて、私が無理やりAVIUTLでx264+AC-3出力しようとした結果です。ごめんなさい。

エンコードは「PV3 AAC2WAV出力プラグイン」を使ってWAVファイルを吐き出し、その後に、「x264出力(mp4/mkv)プラグイン」を使うという手順を必ず踏みます。

具体的にはPV3/PV4で録画したファイル名が「abc.dv」だった場合、AVIUTLメニューの「ファイル」→「プラグイン出力」→「PV3 AAC2WAV出力」を選んだときに表示されるで画面の出力ファイル名に「abc」とつけます(def.dvだったら、出力ファイル名はdef)。この際にはPV3/PV4の録画ファイルをおいてあるのと同じフォルダー内を指定します。また、この画面では「ビデオ圧縮」ボタンをクリックすると表れる設定画面では「チャンネルオーダー」を「EX-WAV」(以前はAC-3と記述しましたが、EX-WAVが正しいようです)にします。

後はそのまま「保存」ボタンを押してWAV出力をしても良いですし、「バッチ登録」ボタンを押して、バッチ出力してもいいです。まぁ、バッチ登録の方が楽チンでしょう。

今度は動画の出力です。AVIUTLメニューの「ファイル」→「プラグイン出力」→「x264出力(mp4/mkv)」を選びます。出力ファイル名はWAVと同じようにPV3/PV4で録画したファイル名が「abc.dv」だったら「abc」を指定して、ファイルの種類を「MKV」にします。また、この際にはPV3/PV4の録画ファイルをおいてあるのと同じフォルダー内を指定します。

次に「ビデオ圧縮」ボタンを押して、テンプレートには先ほどx264out.iniに追加した「PV3のAACをmkvで出力」を指定、アスペクト比はエンコードしたい動画のアスペクトに合わせて、可変フレームレートのチェックを「外し」ます(これは私の今後の研究課題)。

後はそのまま「保存」ボタンを押してWAV出力をしても良いですし、「バッチ登録」ボタンを押して、バッチ出力してもいいです。エンコード中に「ブロック解除しますか」のメッセージが出てくることがあってビックリするかもしれませんが、これは「x264出力(mp4/mkv)」が「AviSynth」と通信する必要があるためですので、「ブロック解除」してください。

これでDVファイルが置いてあるのと同じ場所にxxx.mkvのファイルが表れます。


■MKVの再生

再生を試すにはMedia Player ClassicからS/PDIFを通じてAC-3パススルーで外部AVアンプで再生させるのが一番ですが、Media Player Classicで何も設定してなければ、単純に音声も出力されるでしょう。

Media Player Classic(MPC 6.4.8.3 (JP) の場合)でAC-3パススルーをテストするには、「表示」→「オプション」で表示される設定画面で、「フィルタ」→「オーディオデコーダ」に「AC-3デコーダ」の設定に「S/PDIF」がありますので、こちらをチェックしてください。もちろん、これとは別に使用しているパソコンのS/PDIFがキチンと出力できる設定になっている必要があります。


■今後の予定

本来のx264出力(mp4/mkv)プラグインは可変フレームレートを扱える素晴らしいプラグインですので、こういった機能をキチンと理解して使いこなしたいです。

冒頭にも書きましたが、面倒がらずにコマンドラインベースでやった方が早かったし、説明の文章ももっと短かったかも。まぁ、今回は可能性を探りましたということにしましょうか。

しっかし、今回は文字が多いな。今までの最長かもしれない




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